南アフリカのデータプライバシー
概要
個人情報保護法 (PoPIA) は、南アフリカにおいて、生存している識別可能な自然人、および該当する場合は存在する識別可能な法人から収集された個人情報の収集、使用、および処理を規制します。同法は、個人情報の法的処理の条件を規定します。南アフリカの情報規制当局は、PoPIA のコンプライアンスの監視と適用を始めとする各種タスクを行っています。
越境データ移動
PoPIA の第 72 条は、以下の条件を満たす場合の南アフリカ国外への個人情報の送信を認めています。
- 情報の受信者となるサードパーティが (PoPIA で定義されている) 適切なレベルの保護を提供する法律、企業規則、または契約の対象となること
- データ主体が送信に同意すること
- 転送がデータ主体と責任のある当事者の間の契約執行、またはデータ主体の要求に応じて取られた対策の実施に必要であること
- 転送が責任のある当事者とサードパーティの間で締結されたデータ主体の利益に関する契約の執行に必要であること
- PoPIA で規定されているように、転送がデータ主体の便益を目的としたものであること
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PoPIA で個人情報として定義される情報
「個人情報」は、生存している識別可能な自然人、および該当する場合は存在する識別可能な法人に関する情報を意味します。その内容は、以下が含まれますがそれに限定されるものではありません。
- 個人の人種、社会的性別、身体的性別、妊娠、配偶者の有無、国籍、種族または社会的出身、肌の色、性的志向、年齢、心身の健康状態、生活状態、障碍、宗教、道義心、信条、文化、言語、および出生
- 個人の教育、医療、財務、犯罪、雇用の履歴に関連する情報
- 個人の識別番号、記号、E メールアドレス、住所、電話番号、位置情報、オンライン識別子、またはその他の特定の特性
- 個人の生体 (バイオメトリック) 情報
- 個人の個人的思想、見解、嗜好
- 個人が送信し、明示または暗示を問わず個人的または機密的特性のある文書、または元の文書の内容を開示する別の文書
- 個人に関する別の個人の見解または意見
- 個人に関連する別の個人情報に含まれるその個人の名前、または名前そのものの開示がその個人に関する情報を開示する場合の個人の名前
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コンテンツの保護についてお客様にはどのような役割がありますか?
AWS の責任共有モデルの下で、AWS のお客様は、自身のコンテンツ、プラットフォーム、アプリケーション、システム、ネットワークを保護するためにどのようなセキュリティを実装するかについて管理権限を保持しており、これはオンサイトのデータセンターのそれとなんら変わることはありません。お客様は、AWS によって提供される技術的で体系的なセキュリティ対策およびセキュリティ統制に基づいて構築を行い、お客様自身のコンプライアンス要件を管理できます。お客様は、AWS Identity and Access Management といった AWS のセキュリティ機能に加えて、暗号化や多要素認証といった使い慣れた対策を使用してデータを保護できます。
クラウドソリューションのセキュリティを評価する場合、お客様が以下の点を理解して区別することが重要です。
- AWS 側で実装および運用するセキュリティ対策 –「クラウドのセキュリティ」
- AWS のサービスを使用するお客様のコンテンツとアプリケーションのセキュリティに関連してお客様側で実装および運用するセキュリティ対策 –「クラウドにおけるセキュリティ」
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お客様のコンテンツには誰がアクセスできますか。
お客様のコンテンツの所有権と管理権はお客様自身にあります。お客様のコンテンツが AWS のどのサービスによって処理され、保存され、ホストされるかはお客様自身が選択します。AWS では、お客様のコンテンツを確認することはできず、お客様のコンテンツにアクセスしたり、使用したりすることもできません。ただし、お客様が選択した AWS のサービスを提供するために必要な場合や、法律または拘束力のある法的な命令に従う必要がある場合を除きます。
AWS のサービスを使用するお客様は、AWS 環境内のコンテンツを自分で管理します。具体的には、お客様は以下のことを行います。
- コンテンツをどこに置くかを決定する (例えば、ストレージ環境の種類とそのストレージの地理的位置など)。
- コンテンツの形式を管理する (例えば、プレーンテキスト、マスキング、匿名化、また AWS が提供する暗号化を利用するかまたはサードパーティー製の暗号化メカニズムを利用するか)。
- 他のアクセスコントロールを管理する (例えば、アイデンティティアクセス管理、セキュリティ認証情報)。
- 不正アクセスを防止するために SSL、仮想プライベートクラウド、その他のネットワークセキュリティ対策を使用するかどうかを管理する。
これにより、AWS のお客様は AWS 上のコンテンツのライフサイクル全体を管理し、また、コンテンツの分類、アクセスコントロール、保持と廃棄などお客様独自のニーズに応じてコンテンツを管理できます。
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カスタマーコンテンツはどこに保存されますか?
AWS データセンターは世界中のさまざまな場所にあるクラスター内に構築されています。その地域での各データセンタークラスターは "リージョン" と呼ばれます。
AWS のお客様は、コンテンツを保存する AWS リージョンを選択します。これにより、特定の地理的要件をお持ちのお客様は、それを満たすことができる場所で環境を構築できます。
お客様は複数のリージョンでコンテンツを複製およびバックアップできますが、お客様からリクエストされたサービスを提供する場合または該当する法律に従う場合を除き、AWS 側でお客様のコンテンツをお客様が選択したリージョン外に移動することはありません。
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AWS ではデータセンターをどのように保護していますか。
AWS のデータセンターセキュリティ戦略には、お客様の情報を保護できるようにスケーラブルなセキュリティ対策と多層型の防御対策が含まれています。例えば、AWS では、洪水や地震活動によるリスクに慎重に対応しています。AWS では、物理的な防壁、警備員、脅威検出技術、詳細なスクリーニングプロセスを使用して、データセンターへのアクセスを制限しています。AWS では、システムをバックアップし、機器やプロセスを定期的にテストしています。また、想定外の出来事に備えて、AWS の従業員のトレーニングを継続的に行っています。
データセンターのセキュリティを検証するために、外部の監査人が年間を通じて 2,600 個以上の規格と要件に基づく試験を実施しています。このような独立した試験を実施することで、セキュリティ基準を満たす、またはそれを超えるセキュリティを絶えず維持できます。その結果、AWS は、世界で最も厳しい規制要件を持つ組織から、データ保護に関する信頼を得ています。
AWS データセンターはその設計段階からセキュリティが考慮されています。詳細については、バーチャルツアーでご確認ください »
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どの AWS リージョンを使用できますか?
お客様は、いずれか 1 つのリージョンを選択することも、すべてのリージョンを選択したり、任意のリージョンを組み合わせて選択したりすることもできます。AWS リージョンの一覧については、AWS グローバルインフラストラクチャのページをご覧ください。
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AWS は、システムを保護するためにどのようなセキュリティ対策を実施していますか?
AWS クラウドインフラストラクチャは、柔軟性とセキュリティにおいて現時点で最高レベルのクラウドコンピューティング環境となるように設計されています。Amazon の企業規模では、セキュリティの監視と対策のために、ほとんどの大企業が自社のクラウドインフラストラクチャで投資できる金額をはるかに超えた金額を投資できます。このインフラストラクチャは、AWS のサービスを運用するためのハードウェア、ソフトウェア、ネットワーキング、および施設で構成されています。これにより、お客様と APN パートナーは、個人データを処理する際に、セキュリティ構成の統制などの強力な統制を利用できるようになります。AWS が高いレベルのセキュリティを維持するために導入している対策の詳細については、AWS セキュリティプロセスの概要のホワイトペーパーをご覧ください。
また、サードパーティーの監査人は、AWS が ISO 27001、ISO 27017、ISO 27018 など、セキュリティのさまざまな規格や法規に準拠していることをテストおよび検証しており、AWS はそれらの監査人が作成したさまざまなコンプライアンスレポートをお客様に提供しています。これらの対策の有効性に関する透明性を提供するために、当社では AWS Artifact からサードパーティーの監査レポートを入手できるようにしています。データ管理者またはデータ処理者として行動するお客様と APN パートナーは、これらのレポートから、個人データを保存および処理する際に使用される基盤となるインフラストラクチャを AWS が保護していることを理解できます。詳細については、コンプライアンスのリソースを参照してください。