マネージドに移行すべき理由 Amazon Aurora と RDS が、高いスケーラビリティ、可用性、セキュリティをどのように実現するかについては、Jeff Barr のブログをお読みください。
Amazon EC2 R5 インスタンスは、Amazon Elastic Compute Cloud 向けの次世代のメモリ最適化インスタンスです。R5 インスタンスは、高パフォーマンスデータベース、分散型ウェブスケールインメモリキャッシュ、中規模のインメモリデータベース、リアルタイムのビッグデータ分析、およびその他エンタープライズアプリケーションなどのメモリ集約型アプリケーションに最適です。さらに、ローカル NVMe ストレージ、EBS 最適化ストレージ (最大 60 Gbps)、およびネットワーキング (最大 100 Gbps) のオプションがあるインスタンスの選択肢から選択できます。
R5b インスタンスのご紹介
新しい Amazon EC2 R5b インスタンスは、同じサイズの R5 インスタンスと比較して EBS パフォーマンスを 3 倍向上させます。R5b インスタンスは、最大 60 Gbps の帯域幅と 260K IOPS の EBS パフォーマンスを提供します。お客様は、ボリュームあたり最大 4,000 MB/秒 のスループット、256K IOPS/ボリューム、および単一のボリュームで 64 TiB のストレージ容量を提供するように設計された Amazon EBS io2 Block Express で R5b を使用できます。
メリット
柔軟性と選択肢
プロセッサ (インテル Xeon スケーラブルプロセッサまたは AMD EPYC プロセッサ)、インスタンスストレージ (NVMe SSD)、EBS ボリュームストレージ (最大 60 Gbps)、ネットワーキング (最大 100 Gbps)、およびワークロードのニーズに合わせてコストとパフォーマンスの両方を最適化するためのインスタンスサイズのオプションを備えた 60 近くの異なるインスタンスの中から選択します。
メモリの増加
R5 インスタンスによって特定のアプリケーションの高いメモリ要件をサポートし、パフォーマンスを向上させ、レイテンシーを低減できます。R5 インスタンスでは、vCPU ごとに追加のメモリが提供されます。また、最大サイズ (r5.24xlarge) の場合は 768 GiB のメモリが提供されます。これにより、お客様は少数のインスタンスでワークロードをスケールアップおよび統合できます。
リソース効率性の最大化
R5 インスタンスでは、専用ハードウェアと軽量ハイパーバイザーを組み合わせた AWS Nitro System を使用しています。このシステムにより、実質的にホストハードウェアのすべてのコンピューティングリソースとメモリリソースがお客様のインスタンスに提供されます。 これによってより多くのメモリがワークロードで使用できるようになるため、パフォーマンスが向上し、GiB あたりのコストを削減できます。
Microsoft SQL Server のパフォーマンスを加速してコストを削減
お客様は、Amazon EC2 および Amazon EBS で Microsoft SQL Server を数十年にわたって実行しています。R5b インスタンスは、インスタンスごとにより高い EBS パフォーマンスを必要とする大規模な SQL Server デプロイメント向けに特別に設計されているため、お客様はアプリケーションをリアーキテクトすることなく、オンプレミスのワークロードを AWS に移行できます。これらのワークロードでは、R5b インスタンスは、最大 60 Gbps の帯域幅と 260K IOPS の EBS パフォーマンスを提供します。さらに、追加のコンピューティングとメモリを必要としない場合でも、EBS ネットワークストレージのパフォーマンスを向上させるために、はるかに大きなインスタンスでデータベースを実行する必要があるお客様もいます。このようなお客様は、より小さなインスタンスサイズを活用することでインスタンスサイズを適切に設定できるため、コストを削減できます。
特徴
プロセッサの種類を選択可能
R5 および R5d インスタンスは、最大 3.1 GHz の持続的な全コアターボを備えた、第 1 もしくは第 2 世代インテル Xeon Platinum 8000 シリーズ (Skylake-SP もしくは Cascade Lake) プロセッサを搭載しているのが特徴です。R5 インスタンスではインテルの Advanced Vector Extensions 512 (AVX-512) 命令セットをサポートしており、前世代の R4 インスタンスと比較してコアごとに最大 2 倍の FLOPS を達成しています。R5b、R5n、および R5dn インスタンスは、最大 3.1 GHz の持続的な全コアターボを備えた、第 2 世代インテル Xeon スケーラブルプロセッサ (Cascade Lake) を搭載しているのが特徴です。AVX-512 に加えて、新たに Vector Neural Network Instructions (AVX-512 VNNI) にも対応しており、コンボリューションや推論といった、典型的な機械学習オペレーションの速度が向上しています。R5a と R5ad インスタンスは、最大 2.5 GHz の全コアターボを備えた AMD EPYC 7000 シリーズプロセッサがご利用いただけます。R5a インスタンスを使用すると、Amazon EC2 コンピューティング環境のコストをさらに最適化したいとお考えのお客様は、最大 10% の節約が可能です。
ハイパフォーマンスネットワーキング
R5n と R5dn インスタンスは、第 4 世代のカスタム Nitro Card および Elastic Network Adapter (ENA) デバイスを最大限活用し、1 つのインスタンスに 100 Gbps のネットワーキングスループットを提供します。これらのインスタンスは基本的な R5 インスタンスに比べて 4 倍のネットワーク帯域幅とパケット処理能力をもたらし、ネットワーク負荷の大きいアプリケーションに最適です。 また、安定して低いネットワークレイテンシーに対しては、r5n と r5dn インスタンスの 12xlarge、16xlarge、24xlarge、.metal サイズで、Elastic Fabric Adapter (EFA) を有効化していただくこともできます。
高性能な Amazon EBS ストレージ
R5b インスタンスは、同じサイズの R5 インスタンスと比較して EBS パフォーマンスを 3 倍向上させ、この向上したパフォーマンスを低コストで提供する、最新のメモリ最適化インスタンスです。R5b インスタンスは、最大 60 Gbps の帯域幅と 260K IOPS の EBS パフォーマンスを提供します。R5b インスタンスの EBS パフォーマンスの向上により、お客様は、ストレージスループットが多いワークロードをオンプレミスから AWS に移行できます。これには、リレーショナルデータベースやデータ分析アプリケーションが含まれます。既存の EC2 のお客様の場合、R5 から R5b に移行することで、より少ないインスタンスで、またはより小さなインスタンスサイズでワークロードを統合できることを意味します。これにより、Amazon EC2 のセキュリティ、スケーラビリティ、および信頼性を活用しながら、インフラストラクチャとライセンスの両方のコストを削減できます。
高性能インスタンスストレージ
ホストサーバーに物理的に接続された NVMe ベースのローカル SSD ブロックレベルストレージが R5d、R5dn、そして R5ad インスタンスのすべてで利用可能です。これらのインスタンスはスクラッチスペース、一時ファイル、キャッシュなどの一時的なストレージを必要とするものを含め、高速で低レイテンシーのローカルストレージにアクセスする必要のあるアプリケーションに最適です。
AWS Nitro System 上での構築
R5 インスタンスは、従来の仮想化機能の多くを専用ハードウェアにオフロードする構築ブロックの豊富なコレクションである、AWS Nitro System 上に構築されています。こうすることによって、AWS Nitro System が高パフォーマンス、高可用性、高セキュリティを可能にすると同時に、仮想化オーバーヘッドも削減されます。
製品の詳細
-
R5 インスタンス
-
R5b インスタンス
-
R5n インスタンス
-
R5a インスタンス
-
R5 インスタンス
-
R5 および R5d インスタンスでは、最大 3.1 GHz の の持続的な全コアターボを備えた、第 1 もしくは第 2 世代インテル Xeon Platinum 8000 シリーズ (Skylake-SP もしくは Cascade Lake) プロセッサを搭載しているのが特徴です。さらに、インテルの新しい命令セット Advanced Vector Extensions 512 (AVX-512) もサポートされ、前世代の R4 インスタンスと比較してコアごとで最大 2 倍の FLOPS を達成しています。
インスタンスサイズ
vCPU メモリ (GiB) インスタンスストレージ (GB) ネットワーキングパフォーマンス (Gbps) EBS 帯域幅 (Mbps) r5.large 2 16 EBS のみ 最大 10 最大 4,750 r5.xlarge 4 32 EBS のみ 最大 10 最大 4,750 r5.2xlarge 8 64 EBS のみ 最大 10 最大 4,750 r5.4xlarge 16 128 EBS のみ 最大 10 4,750 r5.8xlarge 32 256 EBS のみ 10 6,800 r5.12xlarge 48 384 EBS のみ 10 9,500 r5.16xlarge 64 512 EBS のみ 20 13,600 r5.24xlarge 96 768 EBS のみ 25 19,000 r5.metal 96* 768 EBS のみ 25 19,000 r5d.large 2 16 1 x 75 NVMe SSD 最大 10 最大 4,750 r5d.xlarge 4 32 1 x 150 NVMe SSD 最大 10 最大 4,750 r5d.2xlarge 8 64 1 x 300 NVMe SSD 最大 10 最大 4,750 r5d.4xlarge 16 128 2 x 300 NVMe SSD 最大 10 4,750 r5d.8xlarge 32 256 2 x 600 NVMe SSD 10 6,800 r5d.12xlarge 48 384 2 x 900 NVMe SSD 10 9,500 r5d.16xlarge 64 512 4 x 600 NVMe SSD 20 13,600 r5d.24xlarge 96 768 4 x 900 NVMe SSD 25 19,000 r5d.metal 96* 768 4 x 900 NVMe SSD 25 19,000 *r5.metal および r5d.metal は、48 個の物理コアに 96 個の論理プロセッサを提供します -
R5b インスタンス
-
R5b インスタンスは、最大 60 Gbps の帯域幅と 260K IOPS の EBS パフォーマンスを提供する最新のメモリ最適化インスタンスです。R5b インスタンスは、最大 3.1 GHz の持続的な全コアターボを備えた、第 2 世代インテル Xeon スケーラブルプロセッサ (Cascade Lake) を搭載しているのが特徴です。さらに、インテルの新しい命令セット Advanced Vector Extensions 512 (AVX-512) もサポートされ、前世代の R4 インスタンスと比較してコアごとで最大 2 倍の FLOPS を達成しています。
インスタンスサイズ
vCPU メモリ (GiB) インスタンスストレージ (GB) ネットワーキングパフォーマンス (Gbps) EBS 帯域幅 (Mbps) r5b.large
2
16
EBS のみ
最大 10
最大 10,000
r5b.xlarge
4
32
EBS のみ
最大 10
最大 10,000
r5b.2xlarge
8
64
EBS のみ
最大 10
最大 10,000
r5b.4xlarge
16
128
EBS のみ
最大 10
10,000
r5b.8xlarge
32
256
EBS のみ
10
20,000
r5b.12xlarge
48
384
EBS のみ
10
30,000
r5b.16xlarge
64
512
EBS のみ
20
40,000
r5b.24xlarge
96
768
EBS のみ
25
60,000
r5b.metal
96*
768
EBS のみ
25
60,000
-
R5n インスタンス
-
R5n と R5dn インスタンスでは、最大 100 Gbps のネットワーク帯域幅と最大 19 Gbps の Amazon EBS 専用帯域幅を利用できます。これらのインスタンスは、第 2 世代インテル Xeon スケーラブルプロセッサ (Cascade Lake) を搭載しています。持続的な全コアターボ CPU 周波数は最大 3.1 GHz です。さらに、新型の Vector Neural Network Instructions (AVX-512 VNNI*) もサポートされています。これは、コンボリューションなどの典型的な機械学習オペレーションの速度を向上させます。また、幅広い分野のディープラーニングワークロードで推論パフォーマンスを自動的に向上させます。 R5dn インスタンスでは、NVMe ベースのローカル SSD がホストサーバーに物理的に接続されており、インスタンスの寿命に連係するブロックレベルのストレージを提供します。
インスタンスサイズ
vCPU メモリ (GiB) インスタンスストレージ (GB) ネットワーキングパフォーマンス (Gbps) EBS 帯域幅 (Mbps) r5n.large 2 16 EBS のみ 最大 25 最大 4,750 r5n.xlarge 4 32 EBS のみ 最大 25 最大 4,750 r5n.2xlarge 8 64 EBS のみ 最大 25 最大 4,750 r5n.4xlarge 16 128 EBS のみ 最大 25 4,750 r5n.8xlarge 32 256 EBS のみ 25 6,800 r5n.12xlarge 48 384 EBS のみ 50 9,500 r5n.16xlarge 64 512 EBS のみ 75 13,600 r5n.24xlarge 96 768 EBS のみ 100 19,000 r5n.metal 96 768 EBS のみ 100 19,000 r5dn.large 2 16 1 x 75 NVMe SSD 最大 25 最大 4,750 r5dn.xlarge 4 32 1 x 150 NVMe SSD 最大 25 最大 4,750 r5dn.2xlarge 8 64 1 x 300 NVMe SSD 最大 25 最大 4,750 r5dn.4xlarge 16 128 2 x 300 NVMe SSD 最大 25 4,750 r5dn.8xlarge 32 256 2 x 600 NVMe SSD 25 6,800 r5dn.12xlarge 48 384 2 x 900 NVMe SSD 50 9,500 r5dn.16xlarge 64 512 4 x 600 NVMe SSD 75 13,600 r5dn.24xlarge 96 768 4 x 900 NVMe SSD 100 19,000 r5dn.metal 96 768 4 x 900 NVMe SSD 100 19,000 **r5n.metal および r5dn.metal は、48 個の物理コアに 96 個の論理プロセッサを提供します*VNNI はすべての Linux ディストリビューションと互換性があるわけではありません。使用する前にドキュメントをご確認ください。 -
R5a インスタンス
-
R5a と R5ad インスタンスには、全コアターボのクロック速度が 2.5 GHz の AMD EPYC 7000 シリーズプロセッサが搭載されています。AMD ベースのインスタンスは、コンピューティングリソースを十分に活用しておらず、10% のコスト節約で利益を得ることが可能なお客様に、追加のオプションを提供します。
インスタンスサイズ
vCPU メモリ (GiB) インスタンスストレージ (GB) ネットワーキングパフォーマンス (Gbps) EBS 帯域幅 (Mbps) r5a.large 2 16
EBS のみ 最大 10
最大 2,880 r5a.xlarge 4 32 EBS のみ 最大 10 最大 2,880 r5a.2xlarge 8 64 EBS のみ 最大 10 最大 2,880 r5a.4xlarge 16 128 EBS のみ 最大 10 2,880 r5a.8xlarge 32 256 EBS のみ 最大 10 4,750 r5a.12xlarge 48 384 EBS のみ 10 6,780 r5a.16xlarge 64 512 EBS のみ 12 9,500 r5a.24xlarge 96 768 EBS のみ 20 13,570 r5ad.large 2 16 1 x 75 NVMe SSD 最大 10
最大 2,880 r5ad.xlarge 4 32 1 x 150 NVMe SSD 最大 10
最大 2,880 r5ad.2xlarge 8 64 1 x 300 NVMe SSD 最大 10
最大 2,880 r5ad.4xlarge 16 128 2 x 300 NVMe SSD 最大 10
2,880 r5ad.8xlarge 32 256 2 x 600 NVMe SSD 最大 10 4,750 r5ad.12xlarge 48 384 2 x 900 NVMe SSD 10 6,780 r5ad.16xlarge 64 512 4 x 600 NVMe SSD 12 9,500 r5ad.24xlarge 96 768 4 x 900 NVMe SSD 20 13,570
ブログ投稿と記事
AWS の使用を開始する
AWS アカウントにサインアップする
10 分間のチュートリアルで学ぶ
AWS で構築を開始する
Amazon EC2 を無料で試す