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Amazon EC2 T3 インスタンスを使用すべき理由

T3 インスタンスは、ベースラインレベルの CPU パフォーマンスを実現する、低コストでバースト可能な汎用インスタンスタイプです。いつでも必要な時間だけ CPU 使用率をバーストさせる機能を備えています。T3 インスタンスは、使用中に一時的なスパイクが生じる、CPU 使用率が中程度のアプリケーション向けに設計されています。

T3 インスタンスでは、バランスの取れたコンピューティング、メモリ、ネットワークのリソースが提供されます。例えば、大規模なマイクロサービス、小規模および中規模のデータベース、仮想デスクトップ、ビジネスクリティカルなアプリケーションといった幅広い汎用ワークロードを非常に高いコスト効率で実行できます。T3 インスタンスはまた、コードリポジトリ、開発/テスト環境の実行にも向いています。

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Amazon EC2 T3 の概要

特徴

T3 インスタンスは、ほとんどの汎用ワークロードを非常に低いコストで実行できるように設計されています。T3 インスタンスでは、一般的な多数のワークロードに対応するベースラインレベルの CPU パフォーマンスを提供するだけでなく、より高いパフォーマンスが要求されたときにベースラインを超えてバーストする機能も提供しています。T3 インスタンスでは、クレジット方式を使用して、CPU の使用量を追跡します。T3 インスタンスでは、ワークロードがベースラインのしきい値を超えずに動作しているときに CPU クレジットが貯まり、ベースラインのしきい値を超えて動作しているときにクレジットを使用します。T3 インスタンスは、現在市場で購入できる他のバースト可能インスタンスとは異なり、お客様が必要なときに任意の期間にわたって高い CPU パフォーマンスを維持できます。

T3 インスタンスは、デフォルトで無制限モードからスタートすることで、コストを最小限に抑えながら高い CPU パフォーマンスを保持できます。ほとんどの汎用ワークロードでは、T3 Unlimited インスタンスによって追加料金なしで十分なパフォーマンスが提供されます。T3 インスタンスの平均 CPU 使用率が 24 時間にわたってベースラインを下回っていた場合、時間あたりのインスタンス料金では、使用中のすべての一時的なスパイクが自動的にカバーされます。 長時間にわたって高い CPU 使用率で T3 インスタンスを実行する必要がある場合は、少額の追加料金 (vCPU 時間あたり 0.05 USD) でそれを実現できます。標準モードで実行して、取得されたクレジットをすべて使い切るまで T3 インスタンスをバーストすることもできます。T3 クレジットの詳細については、EC2 のドキュメントページをご覧ください。

T3 インスタンスは、最大 3.1 GHz の持続的な全コアターボを備えた、第 1 もしくは第 2 世代インテル Xeon Platinum 8000 シリーズ (Skylake-SP または Cascade Lake) プロセッサが搭載しており、T2 インスタンスと比較して最大 30% のコストパフォーマンス向上を実現したことが特徴です。T3 インスタンスは、インテルの新しい命令セット Advanced Vector Extensions 512 (AVX-512) もサポートし、前世代の T2 インスタンスと比較してコアごとの FLOPS を、最大 2 倍向上させます。T3a インスタンスには、最大 2.5 GHz の全コアターボクロック速度をサポートする AMD EPYC 7000 シリーズプロセッサが搭載されています。T3a は、T3 インスタンスよりも 10% 低い価格で提供されるため、Amazon EC2 コンピューティング環境のコストをさらに最適化したいとお考えのお客様に適しています。

T3 インスタンスは、従来の仮想化機能の多くを専用ハードウェアにオフロードする、ビルディングブロックのリッチなコレクションである AWS Nitro System 上に構築されています。こうすることによって、AWS Nitro System が高パフォーマンス、高可用性、高セキュリティを可能にすると同時に、仮想化オーバーヘッドも削減されます。

製品の詳細

  • T3
  • T3 インスタンスでは、最大 3.1 GHz の持続的な全コアターボを備えた、第 1 もしくは第 2 世代インテル Xeon Platinum 8000 シリーズ (Skylake-SP もしくは Cascade Lake) プロセッサを搭載しているのが特徴です。それに加えて、インテルの新しい命令セット Advanced Vector Extensions 512 (AVX-512) もサポートされ、前世代の T2 インスタンスに比べ、コアごとの FLOPS が最大 2 倍になります。

    名前 vCPU メモリ (GiB) ベースラインパフォーマンス/vCPU 蓄積される CPU クレジット/時間 ネットワークバースト幅 (Gbps) EBS バースト幅 (Mbps) オンデマンド料金/時間* 1 年間のリザーブドインスタンスの実質的時間単価* 3 年間のリザーブドインスタンスの実質的時間単価*
    t3.nano 2 0.5 5% 6
    5 最大 2,085 0.0052 USD 0.003 USD 0.002 USD
    t3.micro 2 1.0 10% 12
    5 最大 2,085 0.0104 USD 0.006 USD 0.005 USD
    t3.small 2
    2.0 20% 24
    5 最大 2,085 0.0209 USD 0.012 USD 0.008 USD
    t3.medium 2 4.0 20% 24
    5 最大 2,085 0.0418 USD 0.025 USD 0.017 USD
    t3.large 2 8.0 30% 36
    5 最大 2,780 0.0835 USD 0.05 USD 0.036 USD
    t3.xlarge 4 16.0 40% 96
    5 最大 2,780 0.1670 USD 0.099 USD 0.067 USD
    t3.2xlarge 8 32.0 40% 192
    5 最大 2,780 0.3341 USD 0.199 USD 0.133 USD
  • T3a
  • T3a インスタンスには、全コアターボのクロック速度が 2.5 Ghz の AMD EPYC 7000 シリーズプロセッサが搭載されています。AMD ベースのインスタンスは、コンピューティングリソースを十分に活用しておらず、10% のコスト節約で利益を得ることが可能なお客様に、追加のオプションを提供します。

    $Name vCPUs メモリ (GiB) ベースラインパフォーマンス/vCPU 蓄積される CPU クレジット/時間 ネットワークバースト幅 (Gbps) EBS バースト幅 (Mbps) オンデマンド料金/時間* 1 年間のリザーブドインスタンスの実質的時間単価* 3 年間のリザーブドインスタンスの実質的時間単価*
    t3a.nano 2 0.5 5% 6
    5 最大 2,085 0.0047 USD 0.0028 USD 0.0019 USD
    t3a.micro 2 1.0 10% 12
    5 最大 2,085 0.0094 USD 0.0056 USD 0.0038 USD
    t3a.small 2
    2.0 20% 24
    5 最大 2,085 0.0188 USD 0.0112 USD 0.0075 USD
    t3a.medium 2 4.0 20% 24
    5 最大 2,085 0.0376 USD 0.0224 USD 0.0150 USD
    t3a.large 2 8.0 30% 36
    5 最大 2,780 0.0752 USD 0.0449 USD 0.0301 USD
    t3a.xlarge 4 16.0 40% 96
    5 最大 2,780
    0.1504 USD 0.0898 USD 0.0602 USD
    t3a.2xlarge 8 32.0 40% 192
    5 最大 2,780
    0.3008 USD 0.1796 USD 0.1203 USD

* 提示されている料金は、米国東部 (バージニア北部) AWS リージョン内で使用される Linux/Unix に対する料金です。1 年間または 3 年間のリザーブドインスタンスの料金は、"一部前払い" オプション、あるいは一部前払いオプションのないインスタンスの "前払いなし" オプションに対応します。すべての価格詳細を確認するには、Amazon EC2 料金表を参照してください。 

T3 インスタンスでは、パフォーマンスがベースラインのしきい値を下回っている場合、CPU クレジットが蓄積されます。1 つの CPU クレジットは、1 個の vCPU が 100% の使用率で 1 分間実行されることに相当します。CPU クレジットとその仕組みの詳細については、T3 Unlimited のドキュメントをご覧ください。