アマゾン ウェブ サービス (AWS) を使用すれば、災害対策を実施する組織は最も過酷な状況の中でも、エッジでクラウドサービスにアクセスできます。
AWS 災害対策アクションチームを利用すると、AWS が重要なデータとアプリケーションをプロビジョンし、ハードウェアを運用拠点に移送し、お客様のニーズに基づいてデプロイ可能なインフラストラクチャを実装するため、お客様はミッションクリティカルな機能に専念することができます。
AWS Diagnostic Development Initiative は、より良い、より高精度な診断ソリューションをより迅速に市場に投入し、同様の問題に取り組んでいる組織間でより良い協力関係を促進しようと取り組んでいるお客様をサポートするプログラムです。当社ではその一環として、2019 年の新型コロナウイルス (COVID-19) の総合的な理解と検出、および将来の感染症の流行を緩和するその他の革新的な診断ソリューションを加速することを目指して、診断研究、イノベーション、開発を推進するため、来年に 2,000 万 USD の初期投資を行います。
AWS 災害対策ががどのように役立つか
災害により、通信インフラストラクチャが損傷または破壊される可能性があります。運用計画、リソースの管理、AWS にある重要なデータへのアクセスに、通信ネットワークは不可欠です。AWS は、災害担当者が最も重要な作業を行えるように、技術的なボランティアを配備してローカル接続を復元できるようにします。
AWS には、災害担当者がクラウドテクノロジーをエッジで活用できる俊敏性があります。災害評価用の無人航空機 (UAV) テクノロジーなどのコアレスポンス機能は、現場で大規模なデータセットを処理および分析する際に障害となる可能性があります。AWS を使用すると、インターネット接続が切断された場合でも、災害担当者はローカルでタスクを完了し、リソースを管理できます。このため、従来の方法に比べて数週間の節約が可能です。
災害に対応する際、重要な決定を下すために情報を利用できることが極めて重要です。AWS はお客様やパートナーと協力してソフトウェアソリューションを構築し、政府および非営利団体は準備や対応、復旧機能を向上することができます。AWS Open Data Program を通じてデータをオープンに利用できるようにし、大規模なデータの共有と分析を行い、災害対策を必要とするコミュニティの耐障害性と有効性をの向上を実現します。
注目のお客様事例
Universidad Del Sagrado Corazón は Dynamic Campus と提携し、ハリケーンマリアがプエルトリコを襲ってからわずか 2 週間半で重要なワークロードを AWS に移行しました。その結果、大学の運営を継続し、学生が授業に戻ることができました
アメリカ赤十字社は VoiceFoundry と提携し、Amazon Connectを活用することで、新たにコールセンターを稼働し、赤十字ボランティアを補完しました。48 時間以内にコールセンターが稼働し、Amazon の従業員はハリケーンイルマ、マリア、ネイトの被災者をサポートするため電話の対応を行いました。
Humanitarian OpenStreetMap Team (HOT) は DroneDeploy と強力し、完全にオフラインでフィールドでのデプロイ可能なソリューションのプロトタイプを作成して、AWS Snowball Edge を使って災害後の画像操作が行えるようになりました。このソリューションで、災害担当者は災害後の被害評価をより正確かつ効率的に実施し、最も必要な場所に直接支援を提供することができるようになりました。
Project Resilience
AWS では、クラウドでの事業継続計画をサポートする政府機関、非営利団体、多国間機関、教育機関に対して、最大 5,000 USD の AWS Project Resilience 販促クレジットを提供しています。対象となるお客様は、包括的な災害対策計画の策定にかかるコストをクレジットで補うことができます。