IAM の多要素認証 (MFA)
MFA とは何ですか?
IAM で利用できる MFA メソッド
MFA デバイスは IAM コンソールで管理できます。次のオプションは、IAM がサポートする MFA メソッドです。
パスキーとセキュリティキー
パスキーとセキュリティキーは FIDO 標準に基づいており、ユーザーの複数のデバイスでより簡単かつ安全にサインインできます。FIDO 認証標準はパブリックキー暗号に基づいているため、パスワードよりも安全な、強固でフィッシングに強い認証が可能になります。パスキーは、iCloud キーチェーン、Google パスワードマネージャー、1Password、Dashlane などの任意のパスキープロバイダーで、指紋、顔、またはデバイスの PIN を使用して作成され、AWS でのサインインのために複数のデバイスで同期されます。また、お客様は、Yubico などのサードパーティープロバイダーが提供する、デバイスにバインドされたパスキー (セキュリティキーとも呼ばれます) を使用することもできます。FIDO Alliance は、FIDO 規格に適合するすべての FIDO 認定製品のリストを管理しています。FIDO セキュリティキーは、1 つのセキュリティキーを使用して複数のルートアカウントと IAM ユーザーをサポートできます。パスキーとセキュリティキーは、Sinnet が運営する AWS 中国 (北京) リージョンと NWCD が運営する AWS (寧夏) リージョンを除くすべての AWS リージョンで、ルートユーザーと IAM ユーザーのためにサポートされています。FIDO セキュリティキーの有効化の詳細については、「パスキーまたはセキュリティキーの有効化」を参照してください。
AWS は、適格な米国の AWS アカウント所有者に、無料の MFA セキュリティキーを提供しています。適格性を確認してキーをリクエストするには、Security Hub コンソールをご覧ください。
仮想認証アプリケーション
仮想認証アプリケーションは、タイムベースドワンタイムパスワード (TOTP) アルゴリズムを実装し、1 つのデバイスで複数のトークンをサポートします。仮想認証システムのサポート対象は、AWS GovCloud (米国) リージョンおよびその他の AWS リージョンの IAM ユーザーです。仮想認証システムの有効化の詳細については、「仮想多要素認証 (MFA) デバイスの有効化」を参照してください。
スマートフォン用のアプリケーションは、お使いのスマートフォンのタイプに応じたアプリストアからインストールできます。一部のアプリケーションプロバイダーは、ウェブアプリケーションとデスクトップアプリケーションも提供しています。次の表を参照してください。
ハードウェア TOTP トークン
ハードウェアトークンは TOTP アルゴリズムもサポートしており、サードパーティープロバイダーである Thales が提供しています。 このトークンは AWS アカウントでのみ使用できます。詳細については、ハードウェア MFA デバイスの有効化を参照してください。
AWS との互換性を確保するには、このページのリンクから MFA トークンを購入する必要があります。他のソースから購入したトークンは IAM では機能しない可能性があります。AWS では固有の「トークンシード」、つまりトークンの作成時に生成されるシークレットキーが必要だからです。このページのリンクを通じて購入されたトークンのみが、トークンシードを AWS と安全に共有します。MFA トークンは、OTP トークンと OTP ディスプレイカードの 2 つの形式で提供されます。
AWS GovCloud (米国) リージョンのハードウェア TOTP トークン
ハードウェア TOTP トークンは AWS GovCloud (米国) リージョンと互換性があり、サードパーティプロバイダーの Hypersecu によって提供されます。このトークンは、AWS GovCloud (米国) アカウントを持つ IAM ユーザーのみが使用できます。
AWS との互換性を確保するには、このページのリンクから MFA トークンを購入する必要があります。他のソースから購入したトークンは IAM では機能しない可能性があります。AWS では固有の「トークンシード」、つまりトークンの作成時に生成されるシークレットキーが必要だからです。このページのリンクを通じて購入されたトークンのみが、トークンシードを AWS と安全に共有します。MFA トークンは OTP トークン形式で提供されます。