AWS OpsWorks for Chef Automate は、フルマネージド Chef Automate サーバーと、継続的デプロイのためのワークフローオートメーション、コンプライアンスとセキュリティのための自動テスト、およびノードとそのステータスを把握するためのユーザーインターフェイスを提供するオートメーションツール一式を提供します。Chef Automate プラットフォームは、ソフトウェアやオペレーティングシステムの設定、継続的なコンプライアンス、パッケージのインストール、データベースのセットアップなどの運用タスクを処理することで、スタック全体のオートメーションを実現します。Chef サーバーは設定タスクを一か所に保管して、数ノードから数千ノードに至るまでのあらゆる規模のコンピューティング環境内の各ノードに設定タスクを提供します。OpsWorks for Chef Automate は、Chef コミュニティのツールやクックブックと完全に互換性があります。OpsWorks for Chef Automate を使用すると、新しいノードが Chef サーバーに自動的に登録されます。
利点
完全マネージド型 Chef Automate サーバー
AWS OpsWorks for Chef Automate により、AWS で簡単に Chef Automate を使用できます。Chef Automate サーバーのプロビジョニングとインストールは不要です。OpsWorks for Chef Automate では、Chef Automate ソフトウェアが自動的に更新され、Chef サーバーのバックアップが作成されます。AWS マネジメントコンソール、AWS コマンドラインインターフェイス (CLI)、または AWS SDK を使用して、すぐに使える Chef Automate および Chef サーバーをプロビジョニングできます。
プログラム可能なインフラストラクチャ
Chef サーバーを使用すれば、アプリケーションのソースコードと同じように保守およびバージョン管理できる形式で、サーバーの設定を定義できます。Chef サーバーにより、サーバーが継続的に設定、保守されると共に、サーバー間での相互依存関係がある場合の複雑な運用タスクを処理できます。
スケーリングが簡単に
AWS OpsWorks for Chef Automate では、Chef サーバーを使って Auto Scaling グループに自動的に新しいインスタンスを登録することで、新しくプロビジョニングされたインスタンスが動的に設定されます。Chef サーバーを実行するインスタンスサイズとタイプを選択し、数個のノードから数千個のノードまで、サーバー群の規模に合わせることができます。
アクティブ Chef コミュニティのサポート
AWS OpsWorks for Chef Automate では、最新バージョンの Chef サーバーと Chef Automate がサポートされます。Chef コミュニティで構築されたツールや Chef サーバーのクックブックをすべて使用できます。OpsWorks for Chef Automate を使用することで、Knife コマンドラインツールや Chef 開発キット (ChefDK) など Chef のネイティブツールを使用して Chef サーバーと連携できます。
セキュア
AWS OpsWorks for Chef Automate では、Amazon Virtual Private Cloud の Amazon EC2 インスタンスで Chef サーバーを実行します。これは、お客様が Chef サーバーへのインバウンドおよびアウトバウンドのネットワークアクセスを制御できるということです。また、AWS Identity and Access Management (IAM) を使用して、ユーザーとリソースから Chef サーバーインスタンスにアクセスできるように、きめ細かなアクセス制御も設定できます。
ハイブリッド環境を簡単に管理
Chef サーバーを使用することで、Amazon EC2 やオンプレミスで実行されている Linux サーバーや Windows サーバーを単一のサービスからシームレスに管理できます。サーバー設定を定義すると、ハイブリッド環境全体のノードは、望ましい設定の状態になるよう定期的に更新されます。
ブログ投稿と記事
大規模な地理的 AWS リージョンで多くのノードを管理する組織は、AWS OpsWorks for Chef Automate の実装でノード間のレイテンシーと負荷を削減したいと考えています。
OpsWorks for Chef Automate の詳細