Amazon ウェブ サービス (AWS) と SAP は、AWS プラットフォームを認定し、それによってすべての規模の企業が AWS の SAP HANA インメモリコンピューティングプラットフォームの利点を理解できるよう、密に協力してきました。SAP HANA on AWS を使用すると、以下を行うことができます。

  • 価値創出までの時間の短縮 – SAP HANA 向けのインフラストラクチャは、数週間でも数か月でもなく、わずか数時間でプロビジョニングできます。
  • インフラストラクチャリソースのスケール - データ要件が徐々に増大するにつれて、ユーザーの AWS 環境も同様に大きくなります。
  • コストの削減 – インフラストラクチャリソースを必要なだけ、ご使用されただけ、従量制でお支払いいただきます。
  • ライセンスの持ち込み – 追加のライセンス料なしで、これまでのライセンス投資を活用できます。
  • より高いレベルのアベイラビリティーを実現 – Amazon EC2 Auto Recovery、マルチアベイラビリティーゾーン、SAP HANA System Replication (HSR) を組み合わせてご利用になれます。

ISG は、AWS を 3 年連続で SAP HANA インフラストラクチャサービスのリーダーに指名しました。ISG は、SAP HANA インフラストラクチャサービス向けの 2020 年度プロバイダーレンズで、3 年連続で AWS をリーダーに指名し、顧客の選択、移行の経験/クライアントの成功、SAP 向け Migration Acceleration Program、AWS Launch Wizard を強みとして挙げました。

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お客様はこれでクラウドの SAP S/4HANA ワークロードのスケールアウト設定を利用できるようになるとともに、AWS Nitro System のイノベーションのメリットを活用できます。AWS Nitro System とは、Amazon EC2 インスタンスで使用されるインフラストラクチャの性能、セキュリティ、隔離、伸縮性、効率性を提供する、専用に構築されたハードウェアとソフトウェアのコンポーネントを組み合わせたものです。S/4HANA の超大型デプロイでは、4 ノード合計で最大 48 TB のメモリまでスケールアウトが可能になります。

詳細は、AWS上での非常に大規模な SAP S/4HANA 展開のサポートを発表をご覧ください。


概要: SAP HANA 向けの自分のソフトウェアを使用するモデルおよび自分のライセンスを使用する (BYOL) モデルを使用した、SAP HANA 向けのオンデマンドインフラストラクチャ

サポートされるユースケース: 本番環境と非本番環境

サポートされる HANA シナリオ:

     – ネイティブ HANA アプリケーション
     – データマート / 分析 / ビッグデータ
     – S/4HANA
     – BW/4HANA     
     – Business Suite on HANA
     – Business Warehouse and BPC on HANA
     – Business One on HANA   

ライセンス: 所有しているライセンスを持ち込む

メモリ:

    - OLTP の最大 24 TB のスケールアップ
    - SAP S/4HANA の最大 48 TB のスケールアウト
    - OLAP の最大 18 TB のスケールアップ
    - OLAP の最大 100 TB のスケールアウト

詳細 >>

概要: 最大 32 GBのインメモリデータベースに無料で使用できる、SAP HANA の合理化されたバージョン。AWS Marketplace で購入可能な、メモリサイズ 64 GB〜128 GB のオンデマンドライセンス。

サポートされるユースケース: 本番環境と非本番環境

サポートされる HANA シナリオ:

     – ネイティブ HANA アプリケーション
     – データマート / 分析 / ビッグデータ

ライセンス: 最大 32 GB まで無料。AWS Marketplace で購入可能な 64 GB〜128 GB のライセンス。

メモリ: 32 GB | 64 GB | 128 GB | 256 GB

詳細 >>

 

概要: SAP Cloud Appliance Library を介して SAP が提供する SAP HANAおよび SAP HANA をベースとするソリューションの無料体験版ソフトウェア。

サポートされるユースケース: トライアル

ライセンス: SAP が提供する無料トライアルライセンス。AWS リソースのトライアル期間中の使用分はお支払いいただきます。

詳細 – SAP Cloud Appliance Library を参照する >>


概要
AWS は、SAP HANA を実行するための SAP 認定 AWS クラウドインフラストラクチャを SAP のお客様とパートナーに提供しています。AWS を使用すると、設備投資や長期契約を一切行うことなく SAP HANA インフラストラクチャを迅速にプロビジョニングできます。SAP HANA on AWS は、SUSE Linux Enterprise Server (SLES) と Red Hat Enterprise Linux (RHEL) オペレーティングシステムのどちらにもデプロイできます。

EC2 High Memory インスタンスでは、1 つのインスタンスで 6 TB、9 TB、12 TB、18 TB、24 TB のメモリを利用できます。これらのインスタンスは大規模なインメモリデータベースを実行するよう目的に応じて構築されており、これにはクラウドでの SAP HANA インメモリデータベースの本番デプロイメントを含みます。EC2 High Memory インスタンスを使用すると、大規模なインメモリデータベースとそれに依存するビジネスアプリケーションを、1 つの共有 Amazon Virtual Private Cloud (VPC) 内で実行できます。これにより、複雑なネットワークに関連する管理オーバーヘッドを減らし、予測可能なパフォーマンスを実現します。

SAP HANA 向けに認定されている Amazon EC2 インスタンスタイプの詳細については、「SAP HANA Certified IaaS Platforms Directory」をご参照ください。

デプロイ
SAP HANA on AWS クイックスタートでは、完全に機能する SAP HANA システムを AWS 上でデプロイするための自動化されたプロセスを提供し、AWS と SAP からのベストプラクティスを紹介しています。このクイックスタートでは、お使いの SAP HANA システムで最高のパフォーマンスを実現できるように、AWS のサービスとオペレーティングシステム (SLES または RHEL) を最適に設定できるようにします。 

ライセンス
SAP HANA BYOL on AWS では、SAP HANA ライセンスについては自分のライセンスを使用する (BYOL) モデルを採用しています。SAP のお客様は、既存あるいは新しい SAP HANA ライセンスを使用して SAP HANA on AWS を実行できます。SLES および RHEL オペレーティングシステムのライセンスは AWS が提供し、関連するライセンス料金は、各 Amazon EC2 インスタンスタイプの基本の時間単位の料金と合わせて請求いたします。

サポートされるユースケース
SAP HANA BYOL on AWS は、運用環境と非運用環境の両方のユースケースでサポートされます。

サポートされる HANA シナリオ
X1 インスタンスタイプでの本番環境向けに SAP がサポートしている SAP HANA のシナリオはどれですか? 

     – SAP BW/4HANA
     - SAP Business Warehouse (BW) on HANA と Business Planning and Consolidation (BPC) on HANA
     – ネイティブ SAP HANA アプリケーション
     – ネイティブ SAP HANA データマートと分析
     – SAP S/4HANA
     – SAP Business Suite (ERP, CRM, etc.) on HANA
     – SAP HANA Live / サイドカー
     – SAP Business One の SAP HANA バージョン

使用できるメモリサイズ

  • スケールアウト – データマート、分析、SAP BW/4HANA、SAP BW、SAP BPC などの OLAP ワークロードは、x1e.32xlarge インスタンスタイプの使用時に最大 100 TB のメモリを提供するマルチノード/スケールアウト構成でサポートされています。
  • スケールアップ – SAP Business Suite アプリケーション (ERP など) および SAP S/4HANA などの OLTP ワークロードは、最大 24 TB のメモリを提供するシングルノード/スケールアップ構成でサポートされています
  • S/4HANA - SAP S/4HANA on AWS は最大 24 TB のメモリを提供するシングルノード/スケールアップ構成、および最大 48 TB のメモリを提供するマルチノード/スケールアップ構成でサポートされています。

SAP HANA 向けに認定されている Amazon EC2 インスタンスタイプの詳細については、「SAP HANA Certified IaaS Platforms Directory」をご参照ください。

利用可能な AWS リージョン
SAP 向けに認定されている Amazon EC2 インスタンスタイプおよび 利用可能な AWS リージョンリストは、Amazon EC2 インスタンスタイプを参照してください。 

料金
以下の表で、SAP HANA configurations on AWS の見積もり例を確認してください。マルチノード / スケールアウト SAP HANA クラスターの見積もりについては、シングル SAP HANA ノード構成にかかる料金を必要なノード数で乗算してください。SAP ソリューションに向けた AWS インフラストラクチャの料金見積りの詳細については、SAP on AWS Pricing Guide をご覧ください。


SAP HANA Server のみが対象
SAP HANA DB プラットフォームにつき 1 つの Amazon EC2 インスタンス
シナリオ例: ネイティブ HANA アプリケーション | データマート

EC2 インスタンスタイプ vCPU メモリ
(GiB)
サポート対象
対応**
1 か月あたり
料金***
r4.2xlarge 8 61 見積りを見る
x1e.xlarge 4 122 見積りを見る
r4.4xlarge 16 122 見積りを見る
x1e.2xlarge 8 244 見積りを見る
r3.8xlarge 32 244 見積りを見る
r4.8xlarge 32 244 見積りを見る
r5.12xlarge 48 384 見積りを見る
x1e.4xlarge 16 488 いいえ 見積りを見る
r4.16xlarge 64 488 見積りを見る

r5.8xlarge

32

256

見積りを見る

r5.16xlarge

64

512

見積りを見る

r5.24xlarge 96 768 見積りを見る
r5.metal 96 768 見積りを見る
x1.16xlarge 64 976 見積りを見る
x1.32xlarge 128 1,952 見積りを見る
x1e.32xlarge 128 3,904 見積りを見る
u-6tb1.56xlarge 224 6,144 料金を参照
u-6tb1.112xlarge 448 6,144 料金を参照
u-9tb1.112xlarge 448 9,216 料金を参照
u-12tb1.112xlarge 448 12,288 料金を参照
u-6tb1.metal 448* 6,144 見積りを見る
u-9tb1.metal 448* 9,216 見積りを見る
u-12tb1.metal 448* 12,288 見積りを見る
u-18tb1.metal

448*

18,432

見積りを見る

u-24tb1.metal

448*

24,576

見積りを見る

*各論理プロセッサーは 224 CPU コアのハイパースレッドです。

**SAP によって本番稼働用にサポートされる、AWS SAP HANA の異なる設定の詳細は、SAP ノート 1964437 をご覧ください (SAP ノートを読むには、SAP サポートポータルへにアクセスする必要があります)。

***月額コストは AWS のサービスの実際の使用量に基づくため、上記の見積もりとは異なります。詳細については、SAP on AWS Pricing Guideをご覧ください。


 

SAP HANA Server + NetWeaver Application Server
SAP HANA DB プラットフォームにつき 1 つの Amazon EC2 インスタンス + SAP NetWeaver Application Server につき 1 つの Amazon EC2 インスタンス
シナリオ例: Business Suite on HANA | S/4HANA | BW/4HANA | Business Warehouse on HANA

HANA システム

 

NetWeaver AS システム

 

EC2
インスタンスタイプ

vCPU

メモリ
(GiB)

本番稼働の
サポート**

EC2
インスタンスタイプ

vCPU

メモリ
(GiB)

月額
料金***

x1e.xlarge

4

122

r5.large

2

16

見積りを見る

r4.4xlarge

16

122

r5.large

2

16

見積りを見る

x1e.2xlarge

8

244

r5.xlarge

4

32

見積りを見る

r3.8xlarge

32

244

r5.xlarge

4

32

見積りを見る

r4.8xlarge

32

244

r5.xlarge

4

32

見積りを見る

r5.8xlarge

32

256

r5.xlarge

4

32

見積りを見る

r5.12xlarge

48

384

r5.2xlarge

8

64

見積りを見る

x1e.4xlarge

16

488

r5.2xlarge

8

64

見積りを見る

r4.16xlarge

64

488

r5.2xlarge

8

64

見積りを見る

r5.24xlarge

96

768

r5.2xlarge

8

64

見積りを見る

r5.metal

96

768

r5.2xlarge

8

64

見積りを見る

x1.16xlarge

64

976

r5.2xlarge

8

64

見積りを見る

x1.32xlarge

128

1,952

r5.2xlarge

8

64

見積りを見る

x1e.32xlarge

128

3,904

r5.2xlarge

8

64

見積りを見る

u-6tb1.56xlarge 224 6,144   r5.4xlarge 16 128 料金を参照
u-6tb1.112xlarge 448 6,144   r5.4xlarge 16 128 料金を参照
u-9tb1.112xlarge 448 9,216   r5.4xlarge 16 128 料金を参照
u-12tb1.112xlarge 448 12,288   r5.4xlarge 16 128 料金を参照

u-6tb1.metal

448*

6,144

r5.4xlarge

16

128

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u-9tb1.metal

448*

9,216

r5.4xlarge

16

128

見積りを見る

u-12tb1.metal

448*

12,288

r5.4xlarge

16

128

見積りを見る

u-18tb1.metal

448*

18,432

r5.4xlarge

16

128

見積りを見る

u-24tb1.metal

448*

24,576

r5.4xlarge

16

128

見積りを見る

 

*各論理プロセッサーは 224 CPU コアのハイパースレッドです。

**SAP によって本番稼働用にサポートされる、AWS SAP HANA の異なる設定の詳細は、SAP ノート 1964437 をご覧ください (SAP ノートを読むには、SAP サポートポータルへにアクセスする必要があります)。

***月額コストは AWS のサービスの実際の使用量に基づくため、上記の見積もりとは異なります。詳細については、SAP on AWS Pricing Guideをご覧ください。

購入のオプション
Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) では、EC2 インスタンスの購入オプションがいくつか用意されています。SAP HANA システム向けで関連性がもっとも高いオプションに、オンデマンドインスタンスとリザーブドインスタンスの 2 つがあります。(Amazon EC2 のさまざまな購入オプションの概要を参照してください。) 上記の表にある料金見積もりは、1 年間 – 初期費用不要 – リザーブドインスタンス 購入オプションをベースに計算されています。Services タブのインスタンス向けの Billing Option を変更すると、オンデマンドインスタンスの料金と比較していただけます。

使用料金は従量課金制です
オンデマンドインスタンス購入オプションを使用する場合は、インスタンスの実行時間に対してのみお支払いいただきます。非本番システムでは、オンラインが求められる時間だけシステムを実行することで、コストを大幅に削減できます。上の表で紹介した料金の見積もりは、24 時間年中無休の使用を基準にしています。24 時間 365 日システムを保持する必要が無い場合、前述したように請求オプションを調整し、月ごとの料金への影響を確認できる AWS 料金計算ツールの稼働レベルを調整することができます。

SAP Business One, version for SAP HANA
SAP は、SAP Business One, version for SAP HANA を AWS の本番デプロイ向けに認定しました。小規模なビジネスは、コスト削減、スピードと俊敏性、伸縮性、および柔軟なキャパシティーを含む、AWS for SAP Business One の使用によるメリットすべてを利用することができます。認定された構成、ホスティングオプション、料金サンプルについては、リファレンスシートをご覧ください。AWS での SAP Business One, version for SAP HANA のデプロイには、自動化されたクイックスタートリファレンスデプロイをご使用ください。

開始方法
SAP HANA on AWS クイックスタートは、AWS と SAP のベストプラクティスを参考に、完全に機能する SAP HANA システムを AWS にデプロイするサポートをします。このクイックスタートでは、お使いの SAP HANA システムで最高のパフォーマンスを実現できるように、AWS のサービスとオペレーティングシステム (SLES または RHEL) を最適に設定できるようにします。